KANTA通信 2009.1 No.57
 関西ナショナル・トラスト協会
(KANTA)
編集・発行/
(特活)関西ナショナル・トラスト協会(KANTA)
発行:沖田文明 編集:KANTA広報室
〒550-0002 大阪市西区江戸堀1-2-16
官報ビル5階 (社)アジア協会アジア友の会内
TEL 06-6444-0587 FAX 06-6444-0581
E-mail Kanta@jafs.or.jp

 関西の美しい水田風景や山林、歴史景観と生活環境を守る運動
  
美山樂舎★待望のトイレ・風呂・洗面所が完成
 特活)関西ナショナルトラスト協会が京都府美山町に保全資産(プロパティ)として購入した古民家の増築がついに出来ました。古民家部分はそのままで下屋を増築し、既存部分と増築部は2箇所の引き戸で、行き来出来るようにしています。増築部も外見は古民家部分に極力合わせて違和感が無いようにしています。中側は、誰もが快適に過ごしていただけるようにしています。

 トイレは男子小用1箇所、腰掛式洗浄トイレ2箇所です、手洗いは1箇所、洗面化粧室兼脱衣室1箇所、洗い場の広い1.25坪タイプのユニットバスで自動給湯になっています。台所には寄付物の流し台が2台設置してあり広いのでかなり多人数の調理も出来ます。また寄付してもらった大型の食器棚、吊り戸棚も設置して有りますので収納もかなりあります。古民家部分にも収納戸棚が有り多人数の食器類、道具類も入ります。この台所の大きな特徴は3連の釜戸(竃さん)があることです。大中小の鍋をかけて煮炊きが出来ますし、火を焚きますと冬場の暖房がわりにもなりそうです。後は冷蔵庫があれば良いのですが今はまだありません。寄付を募ります。

 宿泊設備ですが、布団は以前アジア協会の美山ハウス利用時に購入した30組あり、引き続いて使用させて頂きます。さてこの多数の布団の収納ですが布団部屋を作る必要がありそうなので、誰か一緒に布団部屋を作ってくれるかたを募集します。古民家の奥に3畳程度の小部屋がありますので合板で床と壁を囲って埃や虫が侵入しないようにします。

 階段を上がって二階に行くと、そこは昔養蚕をしていた場所で養蚕用の道具があり、それと古民家に残っていた昔の農機具が展示して有ります。これらの道具類は日本人の知恵と技術の結晶です。日本人の知恵は農業をすることで培われてきました。まず稲を刈り取って稲から籾を取り外す道具千歯扱き、籾から籾殻を取り外す道具(脱穀器)、その後籾殻と米を選別するための道具(唐箕)、米や麦を搗く臼などがあります。近年アジア各国を旅して農作業の様子を見学する機会がありましたが千歯扱きや脱穀器を使用している所はありませんでした。多くは稲束を板に打ち付けたり、牛馬に踏ませたりしていました。それから一足飛びに農業機械になったようです、日本のように道具を作って使う知恵がなかったようです。
 さて待望の美山楽舎増築完成しましたがこれからは維持管理に費用がか かります
 その為には必要最小限の使用料が必要になります。そこで理事会では使用規則を決めてKANTA会員とその他利用者の便宜を図ります。規則は平成20年12月9日より施行いたしました。要旨を別枠で掲載します。美山楽舎は多くの方に使用して頂いてこそ保全資産として価値があります。事務局まで連絡していただくだけで使用できますので多くの方々の使用を望みます。鍵は番号鍵にしています(少々問題はありますが)ガス給湯器や、トイレ、風呂等の使用法は現地に使用マニュアルを設置してありますので良く見ながら使用してください。基本的には皆様が家庭で使用されている設備と同じです。これから本格的な冬に向かいますが、冬の美山町、特に雪の積もった茅葺の里は大変見事です。白川郷の合掌作りの世界遺産にも負けません。私がこの夏に行ったときには、中国の修学旅行生が多数見学に来ていました。美山楽舎に宿泊してこのあたりを散策するのも趣がありますし、夜はゆっくりと京伝統野菜を使って 地鳥のすき焼きや、グループ、団体での使用大歓迎です。 KANTAでも色々なプログラムを考えますが、会員の方も積極的に考えていただいて使用してください。

   
  
※近つ飛鳥「王陵の谷」を訪ねる
スタディツアー
「太子街人(ガイド)の会と歩く
KANTA美山楽舎
  増築完成披露
 KANTA歴史部会はスタディツアー部会と共催で、自然の中、歴史の宝庫の太子町を太子街人と一緒にめぐるスタディツアーを企画しました。古代に、なにわから見て、奈良の飛鳥を「遠つ飛鳥」と呼ばれたのに対し、このあたりは「近つ飛鳥」と呼ばれる。
 この狭い谷の中には、梅鉢御陵と総称される、敏逹、用命、推古、孝徳天皇稜と聖徳太子御廟を始め、飛鳥時代の天皇や皇族、有力豪族が葬られたと考えられる多くの古墳が群集しており、磯長古墳群は、古墳時代終末期の代表的な古墳群として知られ、一帯は「王陵の谷」と称されまた。
 最古の官道とされる「竹之内街道」は遣隋使の小野妹子しかり、なにわに上陸した隋の使節もこの道を通って飛鳥に入ったと言われています。

          記
日 時:平成21年3月7日(土)
午 前:10時〜13時30分
集合場所 近鉄南大阪戦「上の太子駅」 駅南側改札前集合午前10時
(近鉄阿倍野橋駅より所要時間30分)
会 費 大人千円 学生5百円  (昼食は弁当持参)
人 数 15名

申込み
(特活)関西ナショナルトラスト
協会事務局
  (社)アジア協会アジア友の会内 (担当 佐藤 中岡)
 TEL 06(6444)0587 
 FAX 06(6444)0581
 KANTAが京都府美山町で購入した古民家の風呂、トイレ、台所の増築が完成しました。そこでKANTAが本格的に美山町で活動する拠点ができました。
 それでKANTA会員及び地元の皆様にお披露目を行いたく、入村交流会と銘打って披露の会をを下記の要領で開催することにいたしました。
 この交流会を機会に会員の皆様も、会員同士、地元の方々とも交流していただき美山楽舎を有効に活用していただきたいと思います。
 美山楽舎の近隣には新住民と呼ばれる方々の家が10軒ほどあります。これらの方は京都市内やその外から移住して来た方で、美山が好きで好きでたまらない人ばかりです。
 筆者等は毎年秋に行われる地元主催の奧安堂祭りに招待され、いく人かの顔見知りもいますが、ほとんど知りません、これを機会に知り合いになって貰い、鮎つりの達人、自然探訪の達人、カリスマ観光大使、農業の達人、など多くの特技を持った方や、本職の農業従事者もいますから教えを請うことも出来ます。
 入村交流会は我々の手作りで行いたいと考えています、大阪で仕込みをしておいて現地では少し手を加えて出来るようなパーティ料理を考えています、当日のお手伝いしてくださる方も募集いたします。
大いに参加して下さい。
 大阪方面から参加の方は交流会終了後は美山楽舎に宿泊が基本と成ります。 尚解散は29日(日)昼ごろとなります。
           記
KANTA美山楽舎入村交流会
日時 平成21年3月28日(土)
    午後4時〜6時半頃
場所 美山楽舎内
申し込み・お問い合わせ
(特活)関西ナショナルトラスト協会事務局
  (社)アジア協会アジア友の会内 (担当 佐藤 沖田)
 TEL 06(6444)0587 
 FAX 06(6444)0581

大 募 集
◇住宅改装に興味のある方
◇大工・電気・塗装・左官等の 特技をお持ちの方
◇農業に興味のある方
◇何にでも興味を持たれる 方(野次馬大歓迎)
さしあたり布団部屋作り・電気工事を行いたいと思います。
お手伝い頂ける方は右記電話にお問い合わせ下さい。
  
  
平成20年KANTA年間行事予定
カンタ定例
理事会
担当理事
カンタ全体
行事
担当理事
自然環境スタディーツァー
担当理事
沖田、岡村
三宅、下野
歴史環境
担当理事
中島、中岡
石原、北村
生活環境
エコライフ
担当理事
岡村,沖田、中岡
カンタ機関紙
編集委員
担当理事
市來、岩崎
1月 1月6日
常任理事会
美山樂舎農作業
KANTA通信
綾部蔵人体験 1月7日
太子町王陵の谷
    ※カンタの行事は会員のみなさんが自由に参加できます。

カンタミニ通信などで詳細をお知らせしております。
詳細は事務局までお問合せ下さい。
2月 2月3日
常任理事会
2月18日
美山樂舎農作業
2月11日
お水取り
松明の竹運び 
   2月14日(土)
土佐堀
クリーン作戦
 
3月 3月14日
全体理事会
美山樂舎農作業
増築披露

3月28日
よみがえれ森 太子町王陵の谷
太子町ウォーカソン
3月14日
  
4月 1月5日(火)
常任理事会
KANTA通信
美山樂舎農作業
4月18日
      4月11日
土佐堀
クリーン作戦
  
5月 2月2日(火)
常任理事会
美山樂舎農作業   
     
6月 3月13日(土)
全体理事会 
美山樂舎農作業 よみがえれ森   土佐堀
クリーン作戦
  
KANTA機関誌
編集会議
7月 4月6日(火)
常任理事会
KANTA通信
美山樂舎農作業
          
8月   美山樂舎農作業     土佐堀
クリーン作戦
 
9月   美山樂舎農作業   歴史散歩     
10月    美山樂舎農作業     土佐堀
クリーン作戦
 
 
11月    美山樂舎農作業        
12月    美山樂舎農作業      土佐堀
クリーン作戦
 
 
改装基金募金要項
 雨漏りが激しく、一番急がれていた屋根の修理も終わり、風呂・洗面所・トイレ等の設置も済み宿泊が出来るようになりました。
まだまだ、改修しなければならない箇所が沢山あり、引き続き募金をお願いしております。
※修理予定箇所:2階雨戸・畳・1階,2階床・家屋周り
T.募金目標 (第二次目標500万円)
 A.畳一枚分寄付1万円 B.その他金額自由 
※ご寄付はJAFS事務局又はKANTA事務局で受付けてお ります。ご寄付者のお名前を屋内に掲示し、永く感 謝の意を伝えます。
T.技術者募集。( 趣味を活かしませんか)!
 家屋修繕・配管・電気・掃除等,特殊技術をお持ちの方は是非ともお手伝い下さい。
美山楽舎では、周囲の畑で野菜などを作り、現代風な機械類を廃し、昔ながらの生活が出来るよう工夫してエコ生活を楽しみましょう。
KANTA自然環境講座★淀川流域圏を考える

 10月5日(日)元国土交通省職員、前淀川流域委員会委員長の宮本氏に表題のお話をしていただきました。この話はあまり一般の方には周知されていませんが淀川の恩恵を受けている我々としては看過出来ないことです。ご存知のように淀川の流域と言うのは琵琶湖に流れ込むすべての川も含まれていて広大な流域面積を持っています。その流域に4つのダムを作り洪水調節を行うものです。
 琵琶湖北の丹生ダム、川上ダム、大戸川ダム、天瀬ダム再開発、の4箇所です。中でも大戸川ダムが今一番焦点になっています。ダムは200年に1回の洪水を防ぐと言う建前で計画されていますが、ダムを作るという大前提で計画が進められており他の方法は葬り去られています。
 ダム以外の手法も多くあり、例えば堤防の改修とか、遊水池を作る、畦畔林、川の浚渫等ですが、昔は船運が重要な運輸交通の手段でしたから、浚渫等は頻繁に行われていました。
 河道を確保するという意味では有効です。このダムは洪水時の計画高水高さを17センチ低くする役割がありますが1200億〜1600億もの費用を使って今工事する必要があるか問われています。
 それよりも自然環境に与える影響や、社会的影響からダムは出来るだけ建設しないほうが良いのでは? 11月23日の新聞報道では大戸川ダムについては、滋賀県、京都府、大阪府の三知事が河川整備計画から外す事で合意し、国交省にダム建設を白紙撤回を要求しました。無駄なダムは作らないという方向に舵を切りました。 今後の淀川を考える上で上中下流の三知事が直接話し合って結論を出したことは役人任せにしないと言う意味でも大事なことでした。(沖田)
 
(特活)関西ナショナルトラスト協会
美山楽舎◆使用規則
(趣旨)
第一条 (特活)関西ナショナルトラスト協会(以下「KANTA」という)の設立目的である、自然環境保全、歴史的環境保全、生活環境保全を推進する活動の場として取得した施設、「KANTA美山楽舎」を管理運営して円滑な使用を図る為、使用規則を定める。
(名称)
第二条 この施設の名称は「KANTA美山楽舎」とする。
(管理及び管理者)
第三条 管理は(特活)KANTAが行い、管理者は代表理事とする。別に理事会の任命により現地施設管理者を置くことが出来る。
 (管理事務所)
第四条 管理の主たる事務所は「KANTA」事務局に置き、従たる事務所は京都府南丹市美山町「KANTA美山楽舎」に置く。
  (使用資格)
第五条 使用出来る者は、「KANTA」会員、及び「アジア協会・アジア友の会」会員、又は管理者が認めた者。
  (使用方法)
第六条 使用者は、固定資産税、水道・光熱費、維持管理費などに充てるため使用料を払わなければならない。
  (使用料)
第七条 使用料は以下のとおりとする、なお使用料は諸般の事情により理事会の議決を得て改正することができる。
(1)KANTA会員は、大人(中学生以上)一泊1000円とする。子供(小学生)は一泊500円とする。幼児(幼稚園以下)は無料とする。
(2)アジア協会・アジア友の会会員は大人(中学生以上)一泊1000円とする、子供(小学生)は一泊500円とする。幼児(幼稚園以下)は無料とする。
(3)その他の使用者は大人(中学生以上)一泊2000円とする、子供(小学生)は一泊500円とする。幼児(幼稚園以下)は無料とする。
(4)ギャラリー等として使用する場合は一日3000円とする。
(5)その他の使用者で団体にて使用する場合は、事務局又は管理者及び現地管理者と協議し、上記(1)(2)(3)号の規定の範囲で使用料を決めることができる。
(6)冬場(11月から3月)の利用については、暖房費として一人一日200円支払うものとする。
(7)使用料は事務局に直接支払うか、もしくは振込みとする。
(使用申込み)
第八条 KANTA美山楽舎を使用する者は、前日までに、KANTA事務局まで使用申込みをする。
(土地の使用)
第九条 美山楽舎に付随する土地の使用については、KANTAの設立趣旨に則り利用する。
(管理費等の支出)
第十条 固定資産税、水道・光熱費、維持管理費、火災保険、小規模営繕費等の管理費の支出は使用料収入を充当する。
 (寄付)
第十一条 寄付金等は、随時受けることが出来る。
(事業年度)
第十二条 KANTA美山楽舎の会計事業年度は、毎年4月1日に始まり翌年3月31日に終わる。
 (会計報告)
第十三条 管理者は、毎事業年度終了後事業報告書を作成し、理事会に報告しなければならない。
 (使用規則の変更)
第十四条 この使用規則を変更しようとするときは、理事会に諮り議決を得なければならない。
 (細則への委任)
第十五条 美山楽舎の運営に関して必要な事項は、この使用規則に定めるもののほか、細則の定めるところによる。

附則
この規則は平成20年12月9日から実施する。